コロナ禍では、爆損モービルとまで揶揄されたエクソン・モービル。
脱炭素、ESG投資に世の中シフトしているから、石油関連銘柄はオワコンという声もある中、逆張り好きなので、半泣きになりながらダイビングキャッチしていました。
そんな地味銘柄だったエクソン・モービルですが、原油高の影響を受け、最高値付近になっています。
1. XOM株価推移
すごいですね~。
爆損モービル改め、爆益モービルとなっています。
見事なV字回復を見せています。
2. なぜXOMを一部売却したのか?
現在、私のポートフォリオの中で、アップル【AAPL】に続く評価益を抱えてくれるエクソン・モービルですが、保有する株の一部を今週売却しました。
基本的にBuy & hold戦略なのに、なぜ、売却したのか?
エクソン・モービルの評価額が100万円を超えたから。
が一番大きな理由です。
リスクを分散させるために、個別株の投資は100万円までと自分でのルールとして決めています。
エクソン・モービルは爆上がりと円安により、楽々と100万円を超えていたのです。
厳密には、個別銘柄の初期投資額を100万円までと決めているだけで、評価額が上回るのは今まで気にしていませんでした。
実際、アップルの評価額は2百万円になっても売却していません。
ではなぜ、エクソン・モービルを売却したのか?
エクソン・モービルの将来性をあまり信じられないから。
です。
コロナ禍での暴落を見てしまった以上、次にまた暴落した時に握りしめられるか自信がありません。
また、
配当利回りが3%台まで低下して、高配当株としての魅力が薄れたから。
というのもあります。
株価下落により一時期、10%に迫る勢いで上昇したエクソン・モービルの配当利回りは、3.2%。
一方、金利上昇により、ゴールドマン・サックスの外貨建MMFの平均利回りも3.2%。
株価上昇・増配に期待するのでなければ、もう外貨建MMFでいいような…
3. エクソン・モービル売却結果
という訳で、保有する90株中の10株をまず一株114.58$で売却しました。
売却益が発生したので、年末までに損出しをして税金を取り返さねば!
売却後もまだ評価額は100万円を超えているので、株価を見ながらあと10株は売却したいと思います。
分散投資ならぬ、分散売却。売却後の大幅値上がりで後悔しないように、という作戦です。
4. 目指すはエクソン・モービルの恩株化
恩株とは、『投資元本回収済みの保有株』を差します。
あと10株を売却して80株にすると、エクソン・モービルの評価額は約100万円くらいになります。
取得単価は、44$(4,782円)なので、約38万円が残ったXOM株80株の投資元本となります。
今回の10株の売却益が11万円、残りの10株も同じ価格で売却できたら、売却益トータルで22万円。
少しずつ保有を開始した2018年からの配当金は
配当金 | |
2018 | 35.46 |
2019 | 89.55 |
2020 | 206.46 |
2021 | 225.87 |
2022 | 170.82 |
合計 | 728.16 |
配当金を1ドル=110円で換算すると、約8万円で、これに売却益22万円を足すと、30万円。
残念、38万円の取得原価には届きませんね…
回収(恩株)率79%ということで、恩株までもう少しですね。配当金をあと5年貰い続けるか、あと10株さらに売却したら、恩株化できそうです。
バイ&ホールドが基本方針ですが、100万円を超えて保有が怖くなった銘柄は、今回みたいに恩株化を目指すのも楽しそうです。
「保有が怖くなるような株を買うな」と指摘されそうですが、だって高配当なんだもの…
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