急激な円安が進行し、〇〇年ぶりという記録を更新中です。
1998年10月以来、四半世紀ぶりの円安というところまで来てしまいました。
私は現在、米国株や日本株を中心に運用していますが、それだけだと利回りが目標に足りないため、リスクを承知の上、自動売買FXを行っています。
トラリピでは、マイナススワップに耐える自信がないため、ドル円・豪ドル円・カナダドル円の買いポジションで運用しています。
未曽有の円安進行により、買いポジションは次々に想定レンジからレンジアウトしてしまい、FX口座の評価額も過去最高額を記録しました。
しかし、急激な円安は嬉しいことばかりではなく、新しく米国株を購入する場合、割高になってしまうため、購入するのを躊躇せざるを得ません。
それより深刻なのが、トラリピやループイフダンなどの自動売買FXが想定レンジから外れてしまったことで生じる機会損失です。
今までは機会損失が生じても、安全サイドに考えて自動売買FXを停止させていましたが、円安になった理由を考えると円安はしばらく続くかもしれないからどうしよう…と悩みましたが、トラリピについては機会損失を受け入れることにしました。
1. なぜ円安が進行しているのか?
ロシアのウクライナ侵攻により有事の円高になるかと思っていたのですが、一貫して円安傾向が続いています。
いろいろなニュースを見ると、複合的な理由のようです。
①日米金利差
アメリカのFRBが金融引き締めを行い、金利が上昇する中、日本は金融緩和を続けているため、金利の安い円を売ってドルを買う動きが続いているようです。
②日本の貿易赤字
原油価格などの上昇などを背景に輸入額が押し上げられており、貿易赤字が9カ月連続で続いています。
企業は支払いに充てるドルなどの外貨を調達する目的で円を売るため、貿易赤字が続くと円の下落を招いてしまいます。
貿易赤字により円安になると、さらに原油価格が上昇するという無限ループに入っている気もします…
2. トラリピ レンジアウト
急激な円安進行により、仕掛けていた買いポジションのトラリピ3本がすべてレンジアウトしてしまいました。
考えられる選択肢は下記3つですが、現時点では「何もしない」を選択しており、600万円の資金では機会損失が発生している状態となっています。
①為替レンジを円安シフトした買いポジションのトラリピを仕掛ける
②売りポジションのトラリピを仕掛ける
③何もしない
3. トラリピで円安シフトしない理由
とりあえず、現時点では「③何もしない」を選んだ理由ですが、消去法でそうなってしまいました。
「①為替レンジを円安シフトした買いポジションのトラリピを仕掛ける」と、円安が続いているうちはいいのですが、逆にリーマンショック並みの円高になった時に抱える含み損が大きくなってしまうため、リスクが許容範囲を超えてしまいそうだったので、辞めておきました。
「②の売りポジションのトラリピを仕掛ける」は、メンタル的にマイナススワップに耐えられそうになかったため、こちらは私にとっては一番ない選択肢となっています。
600万円の資金が宙に浮いて、運用上はもったいない?気もしますが、しばらくはこのままトラリピ口座に置いておく予定です。
もう一つの自動売買FXであるアイネット証券のループイフダンは、今回の円安でもトラップ間隔を広げたりリスクを少し減らしているものの、運用を続けています。
アイネット証券のループイフダンで円安追随したため、リスクが増えてしまっている分について、このマネースクエアのトラリピにおいてある600万円が役に立つかなぁと信じて、とりあえず、トラリピはこのまま放置したいと思っています。
年間の利益目標を考えると、資金を遊ばせておくのはもったいないという気持ちもありますが、ここで欲をかいて、ロスカットされるのは怖いので、しばらくはチキン運用を続けたいと思います。
為替相場が完全に120円を下限としたレンジ相場に移行した、、となってきたら、また考え直す必要がありますが、今のところ、また1ドル100円を大幅に下回るケースもあるかもしれないということで、想定しておきたいです。
コメント