トルコリラが史上最安値の22円前半に突入した5/23。
ここ数日の急落は、アメリカの金利上昇に伴い、高金利通貨にリスクを冒して投資する魅力が半減したことだけではなく、エルドアン大統領がトルコ中銀の利上げを政治的な理由から反対したことによる下落でした。
1. トルコリラ含み損が100万円超に
私はマネーパートナーズの口座で、スワップ目的の運用と、トラリピのような短期売買目的の運用を行っています。
どちらもトルコリラを運用しているのですが、22円台突入により、含み損が大変なことになっています
①トルコリラ スワップ目的
こちらはスワップ目的で15万トルコリラを運用している口座です。
投入金額が300万円で、トルコリラとメキシコペソあわせて▲86万円の含み損…
トルコリラの含み損が▲100万円を超え、スワップポイントの29万円では全然カバーしきれなくなっています。
②自動売買口座
こちらはトラリピのような自動売買を行っている口座です。
マネーパートナーズの連続予約注文という機能を使っています。
こちらは150万円の投入金額に対して、▲45万円の含み損を生じています。
93,000トルコリラを保有しており、▲46万円の含み損に対して、スワップポイントは7万4千円しか貯まっていません…
20銭毎に買い下がり、20銭上がったら自動売却をして200円を稼ぐという自動売買をしているので、売却益が全部の通貨で1年間の累計12万円くらい発生しています。
自動売買による売却益がある分、スワップ目的の口座よりはマシかもしれませんが、150万円の3分の1が含み損で目減りしているので、やはり悲惨な状況です。
2. トルコリラ為替レート推移
含み損100万円を超え、トルコリラ20円を切るかもというニュースもチラホラ見られるようになってきたため、そろそろさすがに損切を検討しなければいけないかな…と悩んでいたところ、24日未明になって、トルコリラが謎の急上昇を見せました。
NY外為市場でトルコリラは史上最安値から反発した。
トルコ中央銀行が臨時政策会合を開催。リラ安是正の措置として、LLW金利(late liquidity window rate)を300ベーシスポイント引き上げ、16.5%に設定した。
リラ円は22円41銭の安値から24円16銭まで急伸した。
エルドアンはともかく、トルコ中銀がようやく動いてくれたことにより、ようやく1日前の水準まで反発してくれました。
3%上げても、24円台にちょっと戻っただけで、5月初めの26円台に戻るのはもう難しいのでしょうか…
「トルコリラは地獄」と覚悟の上に始めたスワップ目的の運用ですが、完全に敗北しています。
アイネット証券のループイフダンでは順調に毎月4~5万円を稼ぎ出しており、かなり有力な不労所得となっていますが、その利益や株式売却益を全て吹き飛ばしてしまうトルコリラ…
反発した今、損切するのが賢いのかもしれませんが、こんな多額の損失を出したまま撤退したくないという引くに引けない状況で、本当にデフォルト(地獄)までトルコリラとの付き合いが続きそうです。
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