FIRE、セミリタイア、早期退職は世間体が悪い？

皆さんは『世間体』を気にしますか？

そもそも『世間体』って何？

ぼんやりとしか意味が分からなかったので調べてみると、「世の中や、周りにいる人に対しての体面や体裁」という意味でした。

私自身は、「世間体が悪い」という言葉が嫌いです。

「自分の人生を生きているのに、世間にどう見られるかのために生きてない」という気持ちがあるからです。

1. 「世間体が悪いから、仕事を辞めてないことにしといたから」

今年の３月末に体調不良で17年勤務した会社を退職して、今は子育てをしながらゆっくり過ごしています。

先日、実家の母と電話をしてたら、

「世間体が悪いから、仕事を辞めてないことにしといたから」

と言われました。

どうやら、母の知人とのおしゃべりの中で、私の近況を聞かれたらしく、その時咄嗟に母は、私が仕事を続けてる前提で話をしたらしいのです。

ちょっとビックリしました…

日頃から自然体な母だと思っていたので、そんな母が、私が仕事を続けてる みたいに誤魔化すくらい、会社を辞めることは世間体が悪いことなのか…

私が帰省した時にその知人に会ったら、仕事を続けてる感じで話をあわせる ってこと？

仕事を辞めた私のありのままを受け止めてくれてないんだ…

この母の発言にいろいろモヤモヤしてしまったのですが、都会より人付き合いも濃厚だし、仕方ないのかな…

2. FIRE、セミリタイア、早期退職は世間体が悪い？

最近、FIREやセミリタイアのブログを見ることが多いのですが、『世間体はどうなんだろう』と一旦気にされてはいるものの、最終的には『自分の価値観に従って生きるべき』、『思っているより世間は自分に興味がない』、 『価値観のあわない人とは距離を置けばよい』 、『FIREが流行ってきたから、理解されやすくなっている』など、世間体が大きな障害になってリタイアを諦めた人は少なそうです。

もちろん、FIREブログなどを書いている方々は、世間体を既に超越しているだけであって、水面下には世間体を気にして踏み切れない人も多いでしょう。

都会だと、隣人との付き合いは希薄なので、さらに世間体は気になりにくいです。

逆に実家のある九州の片田舎の場合、私が帰省しただけで、すぐに近所に目撃されます。

「あずいずちゃん、レンタカーで帰ってきたみたいだから、ご主人も一緒に帰省してるの？（私は運転できないので）」と母が聞かれたり…

そんな環境なので、母に世間体を気にしないことを求めるのは難しいのかもしれません。

『大企業サラリーマン』の世間体には勝てませんが、『フリーランスとして開業』という体裁を整えれば、母の抵抗感も薄れるかなぁと思ったり…

3. 以前より世間体のハードルが下がっている

日本でもダイバーシティが推進され、以前よりは多様化を認める社会になってきてると思います。

YoutubeやSNSでいろいろな情報が発信され、様々な生き方や主張を目にしやすくなってきました。

『いい大学に入って大企業に入社して、定年まで勤めあげる』ことを是とした社会から、少しずつ、変化してきています。

私の親世代、バブル世代の先輩達、氷河期世代、ゆとり世代の後輩達…、いろいろな世代で価値観もかなり変化しています。

コロナで在宅勤務が増えたからか、昼間に散歩やランニングしている働きざかり年齢もたくさんいるので、昼間に自宅周辺をウロウロしていることのハードルも下がっているように感じます。

世間体、気になる人にとっては気になるかもしれない存在。

でも、私はありのままに生きていきたいなー