三菱商事 上場来最高値更新 ~ やはり株価の動きは全く理解できない…

最近、グロース株より好調の高配当株。

三菱商事の株価が、本日+296円(6.89%)の上昇を見せ、上場来最高値を更新しました。

低いPER・高配当に惹かれて日本の総合商社株を3銘柄購入したものの、ずっと株価はさえず、配当金をくれるからいいか…という感じで、半ば諦めムードで持ち続けていました。

1. 上場来最高値を更新した三菱商事【8058】

そんな鳴かず飛ばずの商社株でしたが、2020年半ばから少し回復の兆しが見えていました。

上昇のキッカケは、バフェット氏が日本の総合商社株を購入したと判明したからなのかもしれません。

バークシャー・ハサウェイの投資が判明した際に、追加投資しておけば、、、、と思うぐらいの、上昇っぷりですが、バフェットについてはクラフトハインツ【KHC】やIBMで信頼性はイマイチだったので、何も動きませんでした。

2. ウクライナ情勢の影響は?

資源価格の上昇を背景に、商社の業績が良いのは分かるのですが、ウクライナ情勢はまだ混沌としており、さらに三菱商事は三井物産と一緒にロシアのサハリン2に参加しているので、その影響など、しばらくは不安定になるのかと予想していました。

シェルのようにまだ撤退を表明していないので、結論が出ていないのかと思いますが、進むにせよ、撤退するにせよ、損失が発生すると想定したのですが、その影響はどこへ行ったのでしょうか…

3. ダブルバガー達成

商社株の好調により、日本株では久々にダブルバガー達成しました。

三菱商事と三井物産です。奇しくもサハリン2に参画している2社ですね…

一単元しか保有していないので、評価益は物足りないですが…

基本的にナンピン買いが好きなので上昇中の銘柄を買い足すことがなかなかできないという、投資家としては致命的なマインドを持っているからなのです。

アンカリング効果(最初に与えられた数字(アンカー)を基準に考えることで、その後に提示された別の数字への認識が異なるという現象)というのでしょうか、アンカリングの呪いというのでしょうか…

買値にこだわるため、右肩上がりの銘柄の買い増しが苦手です。

アップル【AAPL】もアップルショックの株価が頭から離れず、買い増しできていません…

4. 株価は予想できない

株式投資を始めてからは、ニュースや決算内容など、できるだけチェックするようにはしています。

しかしながら、株式市場では投資家が株価を決める主役になるので、投資家の期待が先行すれば、株価は実態以上に買い進まれることもありますし、実態以上に売り込まれることもあります。

リーマンショックやコロナ暴落などで、企業価値が瞬時に暴落するはずはないのですが、株価はあっという間に10%減、20%減となってしまいます。

そして、今回の株価上昇も、何か理由があるのかもしれませんが、私のような素人にそれを予想することは難しかったです。

グロース株からバリュー株にローテーションしたからといって、GAFAMを売却して、高配当株にシフトしている投資家の方もいらっしゃいますが、そういう投資センスがあり、行動に移せる方はすごいなーと思います。

私は、そのような機動的な売買はあきらめているので、事業内容や財務状態を購入する時にはチェックするものの、その後は大きな問題がない限り、持ち続けるという投資方法に落ち着いています。

ちなみに、無配や減配ですら、大きな問題はないとして持ち続けています。今のところ紙屑になった銘柄がないのが救いです。

今回、商社が意味も分からず株価が上昇したので、売却して利確したい気持ちにもなりますが、きっと買い戻すタイミングを計る能力もないので、ここは通常通り、保有を続けたいと思います。

ちなみに、こういう判断で失敗したのがアメリカ株のギャップ【GPS】。

2020年コロナ禍で含み損となり、その後急上昇して2021年にダブルバガーを達成したのですが、売却せずに持ち続けたところ、株価はまた含み損に突入しています。

減配もしているし、売却しておけばなぁ… と後悔してしまいますが…

業績も好調な三菱商事なので、減配にはならないと思うので、ギャップほどひどいことにはならないと期待しつつ、商社株を握りしめておきたいと思います。

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