マネーパートナーズの連続予約注文のメリット・デメリット

FXを始めたいけど、裁量取引に自信がない…

そんな私はアイネット証券のループイフダンというループ系自動発注機能で1日千円くらいなら稼げそうな目処がついてきました。(200万円の元手)

ループイフダンも素晴らしいのですが、取引通貨や値幅が限定されており、次の一手が難しい状況です。

そんな中、マネーパートナーズの連続予約注文という半リピート系自動発注機能を見つけました。

1. 連続予約注文とは?

マネパの連続予約注文の機能は最初に理解するにはちょっと難しかったですが、ループイフダンのような全自動ではない代わりに、手数料が安いループ系自動発注という特色があります。

特徴は

  • あらかじめ、新規売買価格と決済価格指定する注文を、2件~20件まで一度にセットできる
  • 注文はIFD(利食いのみ)、IFO(利食い+損切り)のどちらか
  • ひとつめの注文が完了(新規→決済)したら、ふたつめの注文が有効になる設定をすれば、ループイフダンと同じような運用が可能
  • 必要な証拠金は1回分の注文のみ

2. 連続予約注文のメリット

①コストが安い

マネパはスプレッドが業界最小水準です。
マネパnanoはドル円0.3pips等、スプレッドが業界最小水準です。

②取扱い通貨が多い

ループイフダンなどに比べ、取引通貨が圧倒的に多いです。

トルコリラ、南アランド、メキシコペソなど、マイナー通貨も含めた17通貨から選べます。

③最低取引単位が少ない

nanoだと100取引単位から選択できるから、少ない資金からループ系自動発注を試すことができます。

1,000取引単位からしかできないループイフダンの場合は、リーマンショック級の円高に備えるなら100万円は欲しいところですが(損切りしない場合)、連続予約注文だと注文レンジも自分で決められるから、数万円の資金でも挑戦できます。

④設定が自由にできる

コストが高いトラリピと同様の設定の自由さがあります。

一方、アイネット証券のループイフダンは設定は自由にできませんが、逆に選択肢が限られているので、初心者が悩まなくてよいというメリットがあります。

連続予約注文は、設定できる項目が多いから中級以上向けかもしれません。でもいろいろなアレンジができるのでループイフダンと違った楽しさがあります。

  • イフダン注文を仕掛ける間隔
  • 利益確定の値幅(+損切りの値幅)
  • 想定レンジの幅

⑤約定力がある

ループイフダンは約定力が弱いと言われており、20pipsの利幅で200円の決済益が出るように設定していますが、スリッページが頻発して160円しか決済益が出ないことが多発しています。

初心者の時はあまり約定力を気にしていませんでしたが、実際に運用を始めると結構気になります。

マネパは約定力に定評があるので、期待しています。

⑥未決済スワップが受けとれる

マネーパートナーズは未決済スワップを受けとることができるそうです。

まだポジションは決済したくないけれど、貯まったスワップポイントだけは先に受け取りたい方には素晴らしい機能です。

私のように、スワップポイントで年金生活をしたいような場合も、決済しなくても欲しい時にスワップが受け取れるのはかなり嬉しい機能と言えます。

3. 連続予約注文のデメリット

素晴らしいことだらけのように見えますが、連続予約注文のデメリットもいくつかあります。

①逆指値ができない

ループイフダンと異なり一番困ったデメリットが逆指値ができないことです。1トルコリラが31円の時に、32円のIFDの買い注文が入れられないのです。

そのため、円高が進行する度に買い増しする設定はできますが、円安にも追随して売却益を出そうとする場合、予め注文を入れておくことができません。

33円などに円安が一旦進行した後に32円の連続予約注文を入れることになるので、1回は注文のチャンスを逃してしまいます。

②ほったらかしにできない

連続予約回数の上限が20回までなので、「100円で米ドルを買って101円で売る」という連続予約注文にした場合、この取引が20回終了すると再度連続予約注文を入れる必要がある

③注文方法が面倒くさい

連続予約注文は全自動ではないため、注文ボタンを20回押すなど、ループイフダンやトラリピよりもちょっとだけ難しいのは事実です。

実際にやってみるとさほど面倒ではなかったので、そこまでのデメリットだとは思いません。むしろ、コストが安いこと、スワップポイントが高いことのメリットの方が大きいと感じています。

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