配当金生活を夢見て、資産運用していますが、資金不足により株式投資だけでは目標金額を稼げないので、一部資金でFXをやってました。
トラリピやループイフダンは、為替レートが一定範囲内を上下することを前提に、その上下の動きで自動売買を繰り返し、利益を積み上げていきます。現在、未曽有の円安で前提条件崩れまくりですね…
2017年からループイフダンの運用を開始し、コロナ禍でも何とかロスカットされずに運用を続けてきました。
1. 2022年 進む円安
今年に入って、1ドル120円、130円、140円、150円と、未曾有の円安に襲われ、外貨の買いポジションのみ設定していたトラリピは早々にレンジアウトしていました。
幸い買いポジションばかりだったので、トラリピは含み損はゼロで終了することとなりました。
レンジを再設定する手段もあったのですが、リスクが許容範囲を超えてしまいそうだったので、レンジアウトしたまま、現在は資金を株式口座の方に引きあげています。
一方、レンジ指定のない、ループイフダンは、値幅を広く変更したりして(リスクを減らす)、最近まで何とか運用を続けていました。
2. ループイフダンも撤退した訳
ループイフダンは、トラリピよりスワップポイントが高いので、外貨金利が上昇する今、多少リスクが増えても、スワップポイント投資も兼ねて、投資を続けても良いかと思っていました。
ループイフダンの設定は、下記の通りで、設定時点でスワップポイントが全てプラスになるように設定していました。
- USD/JPY 50銭毎 買い
- AUD/JPY 40銭毎 買い
- NZD/JPY 80銭毎 買い
- EUR/JPY 40銭毎 売り
3通貨は買いポジションなので、円安ではほとんど含み損なかったのですが、EUR/JPYだけは売りポジションだったので、含み損が少しずつ膨らんできました。
EUR/JPYは設定当初から、一ユーロが160円になってもロスカットされないようにしていましたが、想定外だったのが、
ユーロ売りのスワップポイントがマイナスに!
なったことでした。
ループイフダンは、資金を安全目に保有していれば、最悪のパターンでも一時停止して、レートが戻ってくるまでスワップポイントを稼げば良いかと楽観していましたが、まさかのマイナススワップ。
しかも、売りポジションだと、円安進行には天井がないので、損失は無限大∞∞∞
円高に戻ったとしても、今度は買いポジションの3通貨について一ドル150円のポジションを抱えるのは、リスクとリターンが見合わないような気がしてきました。
3. ループイフダンの撤退損失
買いポジションは損切りなく終了できましたが、ユーロの売りポジションは大きな損失が…
そろそろ損切しようかなぁと思って、スクリーンショットを撮った時点では、▲374,581円の含み損でしたが、決断が遅れたため、結局は40万円を超える損失を出してしまいました。
撤退に伴う損切:▲400,486円
ダメージは大きいですが、今年稼いだFX収入の範囲内なので、安心を買ったと思うことにします。
4. 浮いた資金をどうするか?
ループイフダン撤退により、670万円もの現金ポジションが増えました。
ドルキャッシュなら良かったのですが、最弱の円キャッシュ…
米国株が下がっているので、買おうと思っても、円安により円で買うにはそんなに安くない。
しかも、利回り10%前後を目指していた自動FXに比べたら、見劣りしてしまう…
苦肉の策として、
QYLD (Global X NASDAQ 100 Covered Call ETF)
にまずは資金をつぎ込みました。
いろいろな方のブログで紹介されているし、私自身、完全に理解できた訳ではないので詳しく紹介しませんが、ナスダックの値上がり分を放棄する代わりに、オプションプレミアムを貰うものです。
だいたい12%ぐらいの高い金利となっていますが、ナスダックの値上がりは放棄しているのに、下落した場合にはしっかり下落するので、ただいま絶賛下落中。
QYLD株価の約1パーセントが毎月配当されるようなので、株価が下がるとともに、配当も絶賛減配中。
QYLDも円貨で見るとそんなに安い訳ではないのですが(22ドル×110円 ≒ 16ドル×150円)、他に高利回りで買いたいものがなかったので苦肉の策です。
あと、昨年から皆が買ってたのを見ていて「仕組みがよく分からないものは買わない」と強がってみましたが、実は興味があったというのが正直なところです。
ARCCを現在も購入することができるのであれば、一時期だいぶん下がってきていたARCCを購入したと思いますが、残念ながらSBI証券でも楽天証券でも追加購入することができないため、同じような高金利目当てで、禁断のQYLDに手を出してしまいました。
自動売買FXであるアイネット証券のループイフダン、マネースクエアのトラリピのどちらも結構気に入った運用だったのですが、為替レートが想定内レンジを上下するという前提条件が崩れてしまったので、レバレッジをかけた取引は怖いので、当面再参画はしない予定です。
5. 今年の配当金目標 210万円の達成は断念
年初にたてた今年の配当金などの収益目標210万円/年は、株収入130万円+FX収入80万円を前提にしていたため、40万円もの損失を出してFX撤退した今、達成は完全に不可能となってしまいました。
210万円/年どころか、昨年実績の185万円/年の達成も厳しそうなので、配当金生活は2年分ぐらい後退してしまいました。
レバレッジをかけたFX取引で、配当金生活を加速しようと思っていましたが、そんなに美味しい話はないのかもしれません。
もちろん、トラリピの鈴さんのように、円安シフトをうまく産み出したりして、このようなイレギュラーな環境下でも爆益を出せている方もいらっしゃるので、私のやり方が下手なのと、小心者な性格によるので、自動売買FX自体が悪い訳ではないと思います。
2015年から配当金生活を目指してこのブログを始め、今まで右肩上がりで配当金等収入を増やしてきており、ここにきて2年分戻るのは悔しいですが、この試練も一つの経験として、残り2カ月で少しでも取り返していければと思います。
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