トラリピやループイフダンなどのリピート系自動発注機能を成功させるには、何と言っても資金管理が重要です。
どうしても含み損を抱える性質の仕組みなので、開始当初は含み損を抱えるでしょう。
2万円、3万円、5万円と増え続ける含み損に恐怖を感じ、資金に余裕があるにも関わらず、ループイフダンを諦めてしまう方もいらっしゃるようです。
そのようなことを回避するためには、リピート系自動発注には3つのステージがあり、成功のためには第一ステージを通る必要があるということを理解する必要があります。
1. 決済利益 < 評価損
始めてからしばらくの間は、自動売買の決済利益が少ないので、評価損の方が多い状態が続きます。
この時期の評価損に怯え、ループイフダンを終了すると、マイナスとなってしまいます。
リピート系発注機能を開始して2~3ヶ月の多くはこの状態だと思います。
損切りされないように最大ポジションを多目に設定して、ロスカットされない資金管理を行っていく必要があります。
2. 決済利益 > 評価損
売買される度に地道に決済利益が積み上がっていきます。
一方的な円高が継続しない限り、為替相場の上下変動に伴って、コツコツと買いポジションが決済利益を積み上げてくれます。
どこかのタイミングで、決済利益が評価損を上回ってくると、決済利益>評価損の第二フェーズとなります。
第2フェーズになっても、円高が進行すれば、また第1フェーズに逆戻りしてしまいますが、決済利益は積み上がっていくので、1米ドル110円が第1→第2フェーズの分岐レートだったのが、次第に105円、100円と下がっていき、第2フェーズに残れる状態が増えてきます。
円高が進行しているのにここまで来れれば、まずまず成功と言えるでしょう。
3.決済利益 > 投入資金
さらに運用を続けていくと、決済利益が評価損ではなく、最初に投入した元本を上回る時が訪れます。
積み上げた決済利益により、資金が2倍以上になった状態です。
この第3フェーズになれば、資金は倍以上なので、以下のような楽しい選択肢が待っています。
①最初に投入した資金を全額出金してしまい、ただ金で運用し、出金したお金は自由に使う
②為替レートが過去最安値を下回ってもロスカットされないような、超安全運用する
③取引数量を増やしたり、値幅を狭くして、利益を増やす
①~③は、第2フェーズの段階でも、利益が貯まってこれば、少しずつできます。
超円高水準からループイフダンの買いポジションを開始した場合には、第1ステップなしに第2→第3ステップへと移行できる、理想的な展開になるかもしれません。
逆に超円安水準から開始した場合、第1ステップからなかなか進めないかもしれません。
今のような1ドル100円~110円という極めて普通のレートから十分な資金を持って始めれば、通常のこの3つのステージを辿る可能性が高いので、仕組みとリスクを理解し、損切り・ロスカットされない運用を続けることが重要となってきます。
さて、夢のステージ3にはいつ到達することができるのでしょうか? それは為替相場次第なので分かりませんが、捕らぬ狸の皮算用をしてみたいと思います。
私の場合、300万円の初期資金でアイネット証券のループイフダンを運用して、月々3万円くらい稼げるようになってきました。
このままいくと、
300万円÷3万円=100カ月(8.3年)
8年ちょっとで元本を回収し終えて資金が600万円になり、300万円を引き出して他のことに使えそうです!
円高による含み損が膨大になり、ロスカット・損切りされなかったら という前提付きですが…
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