2021年3月に17年勤務した会社を体調不良により退職し、今はゆっくり療養しながら子育てをしています。
退職して3カ月目に入った6月、少し心境の変化を感じるようになってきました。
1. 正社員という地位を失った喪失感
FIRE達成で退職していれば、「青空のまぶしさと手に入れた自由時間」にワクワクしながら過ごせるのでしょう。
しかし、FIRE目標金額が貯まる前にドロップアウトしてしまったため、会社を辞めて最初の2ヶ月はしばしば会社の夢を見るような日々でした。
- 大企業の正社員の地位を失った喪失感
- 二度と同じ待遇で再就職できないであろう不安
- ちゃんと子育てと両立して仕事を続けている他の人と比べてしまう自己嫌悪
上記のような気持ちが渦巻いて、時間はたくさんあるのだけれども、落ち着かない気分が続きました。
2. 退職3ヶ月で気づいたこと
気分は落ち着かないものの、退職後の手続きや病院通い、子どもが4月から新学年なので学用品準備やフォローなど、それなりに慌ただしく2カ月が過ぎていきました。。
そんな状態でしたが、3ヶ月目から少しずつ心境の変化を感じるようになりました。
ただいま~
午後2時くらいになると、小学生の子ども達が帰宅します。
ママ、あのね~、今日ね~、
まだまだ幼さの抜けない小学2年生の二男が、つたない言葉で今日の出来事を教えてくれます。
そういえば、ずっと働いていたので、放課後は学童で過ごしていた子ども達。
コロナで私が在宅勤務の日があっても、仕事時間中はビデオ会議だらけなので、子ども達は静かにドアを開けて帰宅していました。
小さい体で懸命に共稼ぎという状態を支えてくれた子ども達。
共働きのときは、子どもの話を聞けるのは夕ご飯の時ぐらいで、仕事が終わるのが遅く、夕飯も遅かったので平日はあまりお話を聞いてあげられませんでした。
今は、「おかえりー」と言って子ども達を笑顔で迎え、おやつを準備しておしゃべりをできる、そんなささやかな幸せ。
退職後2カ月も同じようにしていたのですが、今までは自分の心に余裕がなく、こういう普通のささやかなことを幸せだと感じることができなかったんでしょう。
退職で失ったものを数えるのではなく、手に入れたものを大切にしてみよう
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