自分年金は結局どうやって貯める?|老後資金を貯める方法ベスト5

老後が心配」と考えている方も、ただ普通預金に貯金が増え、具体的に老後資金として準備していない方も多いと思います。

「お金に色をつけずに貯金として持ってればどうにかなる」と考えがちですが、預金残高があると気持ちが大きくなり、ギリギリの生活なのに、教育資金を使いすぎて老後資金ゼロという事態を引き起こす可能性もあります。

また、せっかく貯めるのであれば、「お金に働いてもらう」すなわちより利率の高い金融商品、節税になる金融商品を選んだ方がよいです。1年で見ると大した差がないから手間のように思えますが、40年という積み重ねは結構な金額になってきます。

そこで今回は老後資金を貯めるにはいろんな手段がありますが、オススメ順位をランキング形式にまとめてました。

ランキングは節税効果に影響される部分が大きいので、「働いて所得がある」人が老後資金貯めた場合の前提で作成しています。

第一位:iDeCo(個人型確定拠出年金)

今年から全国民が基本的に加入できるようになったiDeCo(イデコ)。

毎月決まった金額を積み立てると、限度額までは積み立てた掛け金が非課税となります。

税金のトリプルメリットがあるので、老後資金の選択肢はまずはiDeCoが第一の候補となります。

  1. 積み立てた掛金が非課税
  2. 運用益も非課税
  3. 受取時も税制優遇

原則として60歳まで解約できませんので、余裕がある金額設定にする必要があります。

働いて税金を納めている人ならまずは一番に考えたい選択肢です。iDeCoについては、いろいろまとめた記事がありますので、興味がある方はこちらをご覧になって下さい。

第二位:NISA

NISA(ニーサ)とは、「株や投資信託(投信)などの運用益や配当金を一定額非課税にする制度」です。日本版ISAと呼ばれるもので、毎年120万円までの投資についてその運用益や配当金が非課税となる制度です(非課税の期間は投資をした年から数えて5年目の年末まで)。

確定拠出年金は3つの税金メリットがありましたが、NISAは「運用益・配当金の非課税」しかなく、所得控除がないところで大きくiDeCoから劣ります。

また、NISA口座は、平成26年(2014年)~平成35年(2023年)までの10年間開設できますが、今のところ期間が限定されているのもデメリットの1つです。

しかしながら、iDeCoが原則として60歳まで解約できないのに対し、NISAはいつでも解約することができる流動性というメリットはあります。老後資金だけでなく、教育資金・住宅資金などにも使えるのが魅力的ですが、老後資金に限って言えば、iDeCoの方がよいです。

第三位:個人年金

保険会社などで加入する個人年金です。ゼロ金利により、加入メリットはどんどん薄れています。

個人年金の一つは私は1990年代前半に加入した今から考えるとお宝保険ですが、夫が加入しているのは3年前ぐらいに加入したので、返礼率111%とあまり年金保険としてのメリットは少ないです。

しかしながら、年金保険料控除により所得税・住民税が安くなるメリットが、大きいので節税メリットという意味で3位にしています。

第四位:オリックス銀行 eダイレクト定期預金

都銀の定期預金金利は、0.010%というような絶望的な管理です。ネット銀行や地方銀行が期間限定で高い金利も見かけますが、ずっと他よりも高い定期預金金利のオリックス銀行は安全資金の運用にお勧めです。

オリックス銀行金利:2017年3月現在

オリックス銀行は、通帳もキャッシュカードも発行していないので、通常の生活費管理口座とは別に貯蓄用として持つイメージとなります。

ATMからの入出金は一切できないので、他の銀行口座からの振込入金によって入金し、出金はオリックス銀行から他行への振込入金によって出金します。

振込手数料については、月2回まで無料です。便利な口座ではありませんが、老後資金をリスクなく貯金したいけど、教育資金に使うかもというような方は、普通預金や都銀の定期預金に入れっぱなしではなく、多少面倒でも100万円貯まったらオリックス銀行へ預け替えした方がよいでしょう。

第五位:財形年金

こちらも低金利により魅力が薄れていますが、給与天引きで引き出しも簡単ではないメリットはあります。意志の弱い人の強制預金というメリットですね。

会社が財形制度を実施しており、55歳前であれば財形年金を利用できます。元本550万円までの範囲で利息が非課税になります。

財形貯蓄制度促進のために奨励金をくれる会社もあるので、そのような恵まれた方は選択肢の上位にもなりえるでしょう。

 

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