マネーパートナーズで、メキシコペソの取扱いが開始され、スワップポイントも1万メキシコペソあたり一日15円と高水準だったのに惹かれて、メキシコペソのスワップ運用を始めて3カ月が経過しました。
始めてしばらくは、1メキシコペソあたり6円台で安定していたので、安く感じたタイミングの成行や指値で買い増ししていました。
ところが、ここ数日、下落が止まりません。
1.メキシコペソ円の為替推移
とうとう、1メキシコペソが5円台に突入してしまいました。3カ月の日足でメキシコペソ円の為替レートを見てみましょう。
6円台で安定していたのが、とうとう5円台に突入してしまいました。ここ数日の下落幅がすごいことを物語っています。
では、10年間の月足で見てみるとどうでしょう。
3カ月の日足で見たチャートと全く違う世界が見えてきます。
確かに、6円を下回る陰線で5円台に突入していますが、5円台、下手をすれば4円台にまで突入する可能性を秘めていることが分かります。
スワップ投資は長期に渡る投資なので、長期的な観点で投資を検討する必要があり、新興国通貨は、史上最安値を常に更新し続けるリスクがあるので、3円台突入などのシナリオもなきにしもあらずです。
2. 原因はトランプ大統領?
この1週間で最も下落した通貨がメキシコペソでした。
10/11から始まった北米自由貿易協定(NAFTA)再交渉の会合が難航するとの見方からメキシコ経済への悪影響を懸念したペソ売りが膨らんだことによります。
NAFTA再交渉で米政権はメキシコとカナダに対し、自動車に50%の米部材使用を要請したそうです。
トランプ大統領のアメリカ第一主義による影響でしょうが、国境に壁を作るとか、関税を上げるとかではなく、他国経済に打撃を与えずにWIN-WINの関係になるような打開策を見出して欲しいものです。
私のメキシコペソのためにも(笑)
3. どこまでナンピン買いするか?
テキトーにナンピン買いしていたら(気持ち的には、ドルコスト平均法で日付を分散して購入)、気づいたら全ポジションが含み損だらけになって、17万メキシコペソもの買いポジションを保有してしまっています。(平均購入単価:6.109円)
マネーパートナーズで私が保有しているメキシコペソの買いポジションです。下記画面で分かる通り、スワップ受取ボタンが付いていて、自分が欲しいタイミングでスワップポイントを受け取れることを気に入ってこの口座を使っています。
評価損は▲34,190円でスワップポイントの7,545円では全くカバーしきれていません…
これで、NAFTAの交渉決裂とかになれば、ますます下落してしまうことが予想されます。
幸い、1万メキシコペソを購入しても、ポジションは6万円くらいなので、ある程度ナンピンは可能です。
しかし、6円台のように思いついたタイミングでナンピンを繰り返すのも怖いので、下落の目安としてどこまでナンピン買いで追随するか、検討しました。
為替が1メキシコペソ=5円まで下落すると想定して、現在、17万メキシコペソ保有していますが、今後は0.05円下がるたびに1万メキシコペソずつナンピン買いしていきます。
為替が5円まで円高が進行すると、含み損が▲273,080円となってしまいますが、スワップポイントが維持されれば、毎月16,200円の収入がもらえるので、1年半くらいすれば、含み損を取り返せる?? という皮算用です。
実際の最悪パターンでは、為替があっという間に4円以下に円高進行し、スワップポイントも今は毎日15円の定額が付与されているマネーパートナーズですが、政策金利の引き下げでスワップポイントがゼロになったり、逆ザヤで支払うことになってしまうことです。
実際、新興国通貨の代表例である、トルコリラや南アランドで大損をされている方は、為替の下落スピードが速すぎてスワップポイントで取り返すことができず、かつスワップポイントもどんどん下落していき、最初に想定した〇〇年持てば取り返せるストーリーが破たんしています。
しかしながら、人口も多い新興国は、やはり少子高齢化の日本よりも魅力的に映り、「もしかしてお宝ポジションになるかも」という夢が捨てきれないのです。
毎月、7,650円のスワップポイントは確保できたので、6円台でのポジション買い増しは当面行わずに、計画したナンピン買いだけを行いたいと思います。
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