40代に突入して、後れ馳せながら始めた従業員持株会。
昨年から毎月1万円、ボーナス時3万円の積立てを行い、ようやく今月単元株である100株に持ち株が到達しました。
私の会社の場合、自分で積み立てた金額の5%が持株奨励金として支給されます。
低金利、今やマイナス金利の中、持株奨励金狙いで始めた持株会。資産を自社株式で保有する場合、自社の業績悪化に伴い、給料減と財産減のダブルのリスクにさらされてしまうため、単元株に達したら市場を見ながらある程度の利益が出たらすぐに売却しようという心づもりで保有していたため、単元株になったのを見計らってすかさず100株売却手続きに入りました。
1. 従業員持株の引出手続き
従業員持株会の株式を売却するためには、まず会社が指定する証券会社に口座を開設しておくことが必要です。
私の場合は、既にその証券会社に口座を持っていたので、会社に引き出し申請をするところからのスタートでしたが、口座開設が必要な人はもっとリードタイムがかかるのでご注意ください。
我が社の場合、引出などの手続きも人事を通じて淡々と行われるため、持ち株会の解約=会社への忠誠心がなくなった(退職する可能性あり)とか変に勘ぐられる可能性ゼロなので、気軽に引き出しできます。
会社によっては、理由を記入の上、上司承認が必要なケースもあるようなので、持株会を始める際には、確認しておいた方がよいでしょう。
2. 売却時の注意点
基本的に、証券会社口座に移行されてしまえば、通常の株式と同様に市場を見ながら売却することができます。
従業員持株会の株式の売却は、インサイダー取引の対象になるので注意が必要です。
3. 証券会社の取引口座を確認
会社の人事に持株会株式の引き出し依頼を出したので、会社の人事から処理完了の連絡が来るのかと思いきや、自宅に証券会社から「持株会持分株式振替のお知らせ」という葉書が届きました。
オンライントレードからログインして残高を確認してみると、確かに持株会株式の残高が表示されました。1万円程度の評価益が出ていましたが、せめて3万円くらい利益が出てから売却したいと思います。
持株会株式の引き出し申請を会社に出してから、実際に証券会社の取引口座に株式が移管されるまでにかかった期間が5週間です。
私の場合、会社が指定する証券会社に口座を持っていたため、会社側の処理にかかった時間のみでしたが、口座を持っていない場合、証券会社の口座開設にまた時間がかかってしまいます。
一方、株式市場は大暴落したり、高騰したりと、一日・二日の遅れが致命的になる可能性もあります。持株会を引き出すと、「忠誠心がないとみられる」などのデメリットがない場合には、単元株になったら、証券口座に移しておく方がよいと思います。
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