一時期は32円超えを達成していたトルコリラが29円前半で定着し、ついにおとといは28円台に突入しました。
米国とのビザ発給トラブルで窓開け下落相場以降、トルコリラの地獄の入口が開いてしまったかのようです。
1. 攻めのナンピン買いを行うも撃沈
トルコリラ、南アランド、メキシコペソなどの高金利通貨は、スワップポイントは高いものの、貨幣価値の下落スピードの方が速くて、なかなかスワップポイントで稼ぐ前にロスカットされたり、多額の含み損を抱える羽目になります。
そこで、少しは売買を取り入れた方がいいのではないかと思い、もともと毎月3万円分のスワップポイント狙いで始めたトルコリラ投資だったので11万トルコリラぐらいあれば十分だったのですが、値が下がったところでナンピン買いをしてトルコリラが30円まで持ち直したところで含み損を抱えたポジションを処分して、平均単価を下げていこうという試みを行いました。
ところが、この下落一方の相場で、持ち直す気配は全くありません…
というか、今にも29円台を通り越して28円台に突入する勢いです。
2. 現在の含み損は▲24万円
マネーパートナーズの口座状況は、トルコリラが▲22万円の含み損、メキシコペソが▲2万円の含み損の、真っ赤な口座状況となっています。
11万トルコリラが当初保有を予定していたポジションですが、7万トルコリラも買い増しをしてしまいました…
マネーパートナーズのトルコリラスワップポイントは業界でも最高水準なので、まだ90円台を維持しています。
このまま5ヶ月持ち続ければ含み損をスワップポイントがカバーしてくれますが、その頃にはさらに円高が進んでいて、1年持ち続ければ… というような状態になっていそうで怖いですね。。。
3. トルコリラは怖いがスワップ中毒症
先駆者と同様、トルコリラの地獄に完全にハマリかけていますが、やはりこのスワップポイントが累計で7万8千円という驚異の金額で積みあがっていることが冷静な判断を狂わせます。
下がってきたとはいえ、毎日90円×18=1,620円がトルコリラのスワップポイントとして積みあがっていく快感は、何とか今の含み損を取り返せそうな気にさせてしまうから怖いです。
もう少しリスクを取って、たくさんのポジションを保有して、毎日のスワップポイントを増やしていけば、為替の含み損を取り返すスピードが速くなるのでは とさえ、思ってしまうのです。
しかし、冷静になって考えると、トルコリラが今まで通り必ず下落すると、たくさんポジションを持っていれば持っているほど、含み損はすごい勢いで増えていき、永遠にスワップポイントでは埋められないのです。
理屈としてはヤバイというのが分かっているのですが、トルコリラスワップポイントの魔力は恐ろしいです。
いつか、この下落一方の為替レートが反転して、40円に戻るかも という夢や、5年間ロスカットされずに生き残れれば、あとはただ金でスワップポイントだけが入ってくるというような、捕らぬ狸の皮算用をしてしまいます。
トルコリラ・メキシコペソをあわせて▲24万円の含み損というのは、今年他のFXで稼いだ益を吹き飛ばしてしまいそうな勢いで、今損切して撤退するのが一番賢い選択なのかもしれませんが、スワップ生活を諦めきれないので、もう少し本当の地獄を味わうまでトルコリラと付き合うことになりそうです。
コメント
こんな話は参考になっらないですが 昔、トルコリラがあまり知らていなかったころ南アフリカランドを14円ぐらいからスワップ目当て買い始めて10円切ったぐらいで大幅ロスカットして負けた記念に1万ランド残して放置しているのがありますが、それを見ると後何年かかるか恐ろしいです。やはり先進国の通貨なら適度に戻っていいですが
一番怖いのは国家の破たん ありえないかもしれませんが ギャンブルと考えてなくなってもいい金なら勝負できまね。
匿名さん
コメントありがとうございます。
「国家の破綻…」
アメリカやNATOとケンカをして独裁体制、格下げ、高インフレのトルコを見てると、ないとは言えませんね。
宝くじを買う感覚に近い気がします。