上手にお金を使うことの難しさ~いくら貯めれば老後安心?

早期退職して、配当金など不労所得でゆったり過ごしたいな~と日々、夢見ています。
ただ、最近の定年延長とかの世の中の流れを見ると、早期退職どころか、65歳まで働くことになりそうな予感…

いくらあれば、何歳で早期退職できるのだろう?

 電卓と家計簿
最近、そんなことばかり考えています。 また、老後が心配になると思いっきりレジャーにお金を使えませんよね。

近頃、お金を貯めるのは難しいけど、上手に使うのはもっと難しいと痛感しています。

老後資金が心配になると、子供との旅行を年に何回も行っていいのかとか、子供を連れた実家への飛行機での帰省も減らした方がいいのかとか、お金を使うことについての迷いが出てきます。

上手に使う

浪費ではなく意義あることに「消費・投資」することを指すとともに、貯金・老後生活とのバランスをとりながら、死ぬ時に葬式代と子供達の揉め事にならない程度のお金を残して天寿を全うしたいですね。

これを実現する難しさは、

・何歳まで生きるか分からない
・健康でいられるか分からない
・子供達が自活できるか(ニートにならないか)分からない

など、たくさんの不確実性(リスク)があるから、

自分の将来必要な金額が分からない = 今いくら使っても大丈夫か分からない

ことに起因すると思っています。

これらの心配事に全て自力で備えようとすると、いくら貯金しても一般サラリーマンは貯金し
続けなければなりません。上手にお金を使うことができません。

上手にお金を使えるようになるためには、下記二点が重要だと考えています。

1. 資金計画を立てる
2. 公的年金&保険に頼る

1. 資金計画を立てる

生活費全額を配当金で賄うのはもちろん難しいので、年金支給までは少しずつ貯金を取り崩しながらということになるのでしょう。。

そんな中、「介護や病気になると、いくら必要で、今の貯金から年間いくらまでなら取り崩してよいか」という老後を迎えた方の悩みが多いことを知りました。

貯めこんでも仕方ないから、息子・娘や孫のために援助してあげたい気持ちがある一方、万が一に備えてどれくらいは残しておく必要があるかという悩みです。

余命が分かればうまく遣いきれるのでしょうが、分からないのが人間の常。長寿と万が一を心配するあまり、ケチケチで楽しみもない生活を送り、案外ポックリとお金を遣わずに亡くなることだってあり得ます。

一度きりの人生、うまくお金を遣って、後悔がないように送りたいものですね。

老後必要資金を算出するということは、逆に「いくら使えるか」ということが分かるので、積極的に資金計画を作った方がよいと思います。

お金の使い方や管理方法は大きく二分されていると思います。もちろん、両極端ではなく、①②の間でうまく貯金と支出のバランスを、とっている方も多いと思いますが。。

①貯金をあまり意識せずに使う
(金は天下の回りもの?)
②節約を意識するあまり、現状の生活がわびしい
(夫婦で節約が趣味ならいいが…)

①でお金がたっぷりあって悩まないのが一番楽なパターンですが、なかなかそんな方は少数かと思います。

資金計画を立てるためには、平均額を参考にするやり方もありますが、やはり家庭毎に現状の生活費が異なるので、一度は老後の生活費を試算してみるのが良いかと思います。我が家は共働きで家計が膨張しているため、それをベースに試算してみました。
しかし、資金計画を立てている中で一番難しいのは、やはり平均余命より長生きしたら?、早くから要介護になったら?という不確実性です。

不確実性に備えるには、やはり公的年金・公的制度に頼るのが一番だと思います。

なぜなら、個人個人でこれらのリスクに備えようとすると、どうしても私のような心配性の場合、いくら貯めても不安に陥りそうだからです。

2. 公的年金&保険に頼る

自力で長寿に備えるのは、例えば90歳まで備えても100歳まで生きれば貯金が不足します。

また、介護状態になって、更に特別養護老人ホームが満員で入居できない場合、高い有料老人ホームに入らざるを得ないかもしれません。

民間の年金にも終身年金はありますが、現在の低金利で加入する気は全く起きません。
現在の年金制度なら、私は
老齢基礎年金の繰り下げ受給

を選択し、年金支給時期を65歳→70歳に繰り下げる代わりに、年金を42%増額する制度を選択したいと思います。

公的年金は少子化により支給金額が減る可能性がありますが、ゼロにはならないと思うし、何と言っても生きている限りもらえる終身年金という点で、長生きのリスクをヘッジしてくれます。

我が家の老後のリスクヘッジの柱は

①共働きのダブル年金&ダブル退職金

私が何歳まで働くかにもよりますが、共働きを続けているので、厚生年金を二人分もらえるのは心強いです。

夫婦ともに存命なら、二人分の年金である程度の目処がたちそうです。

②私(妻)の老齢基礎年金の繰り下げ受給

共働きの年金で怖いのが、夫に先立たれた時です。
専業主婦の場合、遺族年金があるので半額とまでは、減りませんが、共働きで年収が夫婦同額くらいの場合、半額くらいになってしまいます。

「二人分厚生年金」で家計に余裕がある条件は夫婦二人が存命な間だけので、平均寿命の長い妻が一人で残されても困らないように、私(妻)の老齢基礎年金は70歳まで繰り下げ受給する予定です。

70歳までに死んだら、全く年金もらえずに損をするのでは?

という考え方もありますが、私としては、「掛け捨ての長寿保険」に入ったと考え、払った金額は無駄にはなるけど、長生きししても子供達に金銭的な迷惑をかけない選択をしたいと思っています。

③民間介護保険に入る

長生きのリスクとともに、介護のリスクに備えるため、ソニー生命の介護保険に加入しました。長期間介護が続くリスクをヘッジするために、一時金で支払われるタイプのものではなく、介護状態が続く限り年金としてもらえるものを選びました。

「お金を上手に使う」ためには、「長生きなどのリスクヘッジ」も含めた資金計画ができていることが重要となります。

NISAの天引き積立てをしながら教育資金・老後資金を計画通り増やす一方、そこで余裕が出た金額については、「今を楽しむ」お金の使い方をしたいと思っています。

夫婦ともに「貯金が趣味」ならいいですが、我が家はレジャー・旅行・外食大好きなので、生きる楽しみのためにも上手に使いたいです。

だいたいの資金計画はできているのですが、未だ不透明なのが、

年金がいくらもらえるか?

ですね… 現在の支給水準から月に2~3万円くらい減ることは覚悟していますが、破たんとまではいかなくても半額とかになるリスクがあるなら、またお金を使えなくなります。

国民に健全な貯金と消費をさせたいなら、100年間は給付の最低水準を政府が保証するような年金制度であって欲しいですね!

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元気なうちに早期退職して配当金生活を目指しているブログです。良かったら他の記事もご覧になって下さい。

コメント

  1. abe より:

    遺族年金制度の将来の姿はどのようになるのでしょうか。夫の厚生年金報酬比例分の75%をあてにしていると梯子が外されるかも?平成26年度社会保障審議会年金部会(第27回」で「かなりきなくさい」議論をしています。妻自身の厚生年金報酬比例部分を大事にしましょう。http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12601000-Seisakutoukatsukan-Sanjikanshitsu_Shakaihoshoutantou/0000063779.pdf イギリスの改革と同じことを狙っているのかな? お役所文書で狙いどころをかくしているが1人1年金が厚生省の狙いかな?3号分割が本命かな?
    議事録は自分でさがしてね。
    現在の税制利点のみを考えず妻自身の厚生年金報酬比例部分の繰り下げも考慮してみてはいかがでしょうか?

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