昨年一年の投資は、近年久々に体験した難しい相場でした。
その一番の原因が急激な円安の進行。
これにより、数年かけて構築できたと思っていた私のお金のなる木がぐらぐら揺らぎ、一部(FX)は伐採を余儀なくされました。
昨年の投資行動を今後のために反省したいと思います。
1. 自動売買FXからの撤退
利回りを上げるために、多少のリスクを覚悟の上、自動売買FXであるアイネット証券のループイフダン、マネースクエアのトラリピで運用していました。
ここ数年はロスカットされることもなく、順調に利益を積み上げていました。
しかし、急激な円安の進行により、これ以上円安での外貨の買ポジションを保有すると、円高に巻き返しがきた時に大変なことになるという恐怖が襲ってきました。
結果、FXから全面撤退。
買いポジションは損失なく撤退できましたが、ユーロ円の売りポジションは含み損があったので、40万円の損切りが発生しました。
損切り額が今年に稼いだFX収益内でおさまったので、最悪の事態は免れましたが、自動売買FXは収益の柱だったので、今後の運用が難しくなってしまいました。
FXを撤退したので、一気に現金が増えたので、株式相場は混迷を極めている中、色々新規投資をしてしまいました。
結果、ほとんどが現在含み損(泣)…
2. 債券ETF投資は、失敗
アメリカの金融引き締めで金利が上昇したことにより、債券価格が下落しました。
しかし、同時に急激な円安が進行したので、安くなった米国債券ETFも円建てで見るとたいして安くなっていないという状況。
それでも、債券ETF投資をやってみたかったので始めましたが、現在、見事に含み損です。
円高で米国債券も下がっているというのが同時に満たしにくい条件なので、なかなか米国債券投資は難しいですね…
3. 下落するハイテク株に手を出すも、早すぎた
昨年は、ハイテク株受難の年でした。
私は高配当株を中心とした運用をしていたので、何もしなければ、市場平均を上回る投資成績を残せたはずでした。
主力のVYMは好調でしたし、XOMなど怖いほど上がった銘柄もあったので、円安も手伝ってあまりマイナスにはなっていないはずでした。
が、下がり続けるグロース株を見て、ジャンピングキャッチしてしまいました。
落ちるナイフは地面に刺さってから手に入れないといけないのに、いつも落下途中に拾って血だらけなんですよね…
Amazon、Microsoftと欲しかった株なので、長期的に見れば含み益に転じてくれるとは思いますが、長い間含み損を見る羽目になったのは、精神衛生上あまり良くありません。
4. 香港株をナンピン買い
一昨年に買った香港ハンセン指数ETFの下落がすざまじかった一年でした。
悔しくて昨年何度かナンピン買いしたのですが、さらに下がっていく悪循環。
救いは、今年に入ってから、急激に回復しているので、含み益に転じてくれそうです。
でも、もっと安く買えたのに…という悔しさは残ります。
5. 唯一の成功は日本株投資
昨年の米国株の新規投資は失敗ばかりでしたが、日本株投資はまぁまぁでした。
花王や東和薬品など、含み損の銘柄もありますが、そこそこの価値のある会社をお手頃な価格で手に入れたかなと思っています。
あとは、日本株で保有していた銀行株・商社株の調子が良かったので、米国株は冴えない一年でしたが、日本株についてはなかなかよい成績を残せた一年でした。
2023年は2024年からの岸田NISA導入の前年となるので、どちらかというと投資は控えめにして、岸田NISAで満額積み立てられるようにキャッシュポジションを厚めにしておきたいと思っています。
が、金利上昇によりさらにグロース株が下落したら、Googleなどもジャンピングキャッチしてしまいそうです。
逆張りが好きな性格を治さない限り、安定した株式運用は難しそうです…
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