2016年に入って株価が大暴落しており、とうとう日経平均が1万5千円割れをしてしまいました。
アベノミクスの時はSBI証券口座の含み益を見るのが楽しみだったのですが、現在では証券会社の口座残高の膨らむ評価損を見るのすら恐くなってきました…
円高・原油安・中国株安が、日本株の下落に拍車をかけており、「マイナス金利」という日本史上初めて日銀が下した判断が、何だかほとんど効いていない、むしろ私の保有する銀行株を下落させているマイナス要因か?と疑いたくなる状況が続いています。
やはりこのような下落相場になってくると株取引は「上手に損切りできるか?」が重要になってくるのですね…
理屈では分かっているものの、「いつかまた上がるのでは?」という想いが強く、下落相場での損切りができず、気づいたら2016/2/14時点
評価損:▲118万円
もはや、「配当生活」どころではない、最悪な状態です。
私がここまで、損失を出してしまったのは、2つの大きな失敗をしてしまったからです。理由は分かっているのですが。。。
もはや、ここまで株式運用が下手だと長期積立投資のみにシフトしたくなるような大失敗です。。。
1. 損切りは早く
「利食いは遅く、損切りは早く」が投資のセオリーなのに、下落すると「もう少し待てば回復するのでは?」と思い、値上がりすれば「利益が出たからあまり欲をかかずに確定しよう!」と上昇局面の最初の方で売ってしまい、後悔する日々です。
「損切りラインを前もって決めるべき」と良く言われているセオリーですが、なかなか損を確定することに対する抵抗感の方が勝ってしまうのですね。
2. 下手なナンピンすかんぴん
「ナンピン」とは保有している株価が下がったときに、さらに買い増しをして平均取得価格を下げることをいいます。
漢字で書くと「難平買い」で、値下がりによる損失をできるだけ平らにするために、1000円で買った株が800円に下がったところでさらに買い増しすることにより、平均単価を900円にすることができます。
今回のような右下がり相場では、底だと思ってナンピンしても、さらに下がって損失が大きくなります。700円、600円とナンピン買いを繰り返しても、株価が500円になると大損になってしまいます。
資金に余力がある場合には、ナンピン買いも有力な投資手法の一つとなりますが、相場が基調的に上向きか、下向きかを見極めてナンピンすることが大事です。
今回、私は下記3つの銘柄にて「下手なナンピンすかんぴん」をしてしまいました。
- WTI原油価格連動型上場投信 ▲25万円
もともと原油価格が空前に下がってきたので買ったのですが、どんどん下がるので更に買い増し…
- 東芝 ▲37万円
不祥事があって下がり切ったと思われるところで買ったのですが、どんどん下がってさらに1000株買うも、今回の下落でもはや…
- ゆうちょ銀行 ▲4万円
IPOの価格より下がったので買い増ししたところ、さらに下がって…
さて、起こってしまったものは仕方ありません。
あとはこの下落相場は、配当金生活を目指す私にとっては、逆にチャンスだとも言えます。
なぜなら、日経平均株価が2万円を超える状態の場合、配当利回りが3%を超える株式を探すのが困難だったのですが、株価大幅下落により、3%を超えるものがたくさんでてきました。
もちろん、円高進行・マイナス金利による収益の悪化を織り込んでない配当利回りだから、慎重に検討したいと思います。
底を見極める力があればよいのですが…
元気なうちに早期退職して配当金生活を目指しているブログです。よかったら他の記事もご覧になってみて下さい。
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