スワップ投資を含むいろいろなFXに挑戦してきました。
トルコリラは大敗、南アフリカランドやメキシコペソは微益でしたが、抱えているリスクに比べ、スワップ利益が見合うものだと思えずに、昨年から退職を決意した今年の2月にかけて、ポジションを処分しました。
現在もなお運用を続けているのが、FX自動売買の下記2つとなっています。
この記事では、トラリピが2018年から運用を開始して以来、過去2番目によい単月成績を上げたので、それをご紹介したいと思います。
1. トラリピ月別収益
なぜか古いデータは月別収益がCSVでうまく取れなかったので、2020年以降の月別収益をグラフにしました。
2020年3月はコロナリスクにより為替相場が大きく変動したので、月間利益が十万円に届くぐらいの勢いでした。
2021年3月は、各通貨で急激に円安が進んだことと、USD/JPYの運用を追加で始めたとこにより、過去2番目に大きい利益を記録することができました。
2. 2021年3月の通貨別損益
では、先月の利益を通貨別に見ていきます。
一番の稼ぎ頭はCAD/JPYで46,118円もチャリンチャリンしてくれました。
円安が進んだことにより、今まで溜まってきたスワップポイントが決済されたことも収益を押し上げてくれた原因となっています。
新たに設定を追加したUSD/JPYも、どんどん円安が進行したので、23,232円の収益を上げてくれました。
毎月、これぐらい為替が変動して稼げるとありがたいですが、4月は為替変動が止まった上に円高傾向なので、今時点で全然収益があがっていません。
3. トラリピの設定
現在、トラリピは下記3つの通貨の買いを設定しています。
カナダドルと豪ドルがベースなので、この2通貨はかなり円高が進んでも続けられる設定となっています。
円安ポジションを持ち過ぎると円高になった時の含み損が心配なので、豪ドルは85円、カナダドルは90円を円安の上限としています。
豪ドルは3月の円安で一旦レンジを上抜けしてしまいましたが、すぐにまたレンジ内に戻ってくれて良かったです。
4. トラリピ投入資金
今までは400万円の初期資金でトラリピを運用していましたが、昨年のコロナの時に怖くなって100万円を追加投入しました。
その後、またすぐに400万円運用に戻したのですが、今年、アメリカドルを追加したこと、またサラリーマンを退職するにあたり、リスクを減らした運用にしたかったので、また100万円を戻して、今は500万円で運用しています。
3年間の売買利益で口座残高が80万円増加しているので、実際には現在、580万円の資金です。
アメリカドルは、円安の流れに乗った順バリで稼ぎたかったのでテスト的に設定したので、今後運用を続けるかは、全体のリスク・リターンを見ながら考えたいと思います。
5. トラリピ運用利回り
2020年は年間平均 約400万円運用で年間 38万円稼げたので、年利 9.5%で運用できたことになります。
トラリピの年利は10%を目安に運用する人が多いので、昨年はほぼ想定通りの運用ができました。
レバレッジをかけるFXはリスクも高いし、円高が進んだ時にロスカットされないための追加資金を保持しておくことを考えると、サラリーマンを退職した私は撤退を検討する時期なのかもしれません。
ただ、私にとって年利10%の危険な運用は、ARCC株(エイリス・キャピタル)の投資と同じで、リスクはあるものの、やめられない、困ったものです。
ARCC株はリスクがあるとはいえ、レバレッジをかけてない分、トラリピよりは安全ですが、この株はリーマンショックやコロナショックのように、信用不安などの金融危機の際に暴落するので、その際に買い進むのがオススメの購入方法です。
が、なにせ、購入チャンスが少ないし、チャンスが巡ってきたときには、購入したら更に下がって含み損を抱え、意を決してナンピン買いしていくので、なかなかの根性が必要です。
金融危機の際には円高になりがちなので、FX自動売買も多額の含み損を抱えていることが多いし、ロスカットで借金を負ってしまうリスクすらあるのが、レバレッジ取引の怖いところです。
とはいえ、かなり円高が進んでもロスカットされないようなトラリピ設定にしているので、FXに絶対大丈夫はないですが、何とかこのままチャリンチャリンしてくれるのではないかと思っています。
「年利:10%」の元本保証の金融商品を薦められたら、そんなにおいしい話はないから詐欺だと思いますが、マネースクエアのトラリピは元本は全然保証されていないし、0円もしくは借金になるリスクすら抱えながらの年利10%なので、このリターンをリスクに見合わないと思うか、一つの資産運用と考えるかは、考え方次第かなと思います。
コメント